箱根駅伝を連覇の青学陸上部は腕立て伏せと腹筋をしない!《初耳学!》
4月3日放送の「林先生が驚く初耳学!」に、青山学院大学の原晋監督が出題者として出演されていました。
原監督の出題は「箱根駅伝を連覇した青学陸上部は腕立て伏せと腹筋をしない!」です。
以前はなかなか勝ちきれず優勝に届かなかった青学でしたが、2年前から常識を覆すトレーニングを行ったことで、見事、箱根駅伝連覇につながったといいます。
つまり、青学陸上部は腕立て伏せと腹筋を否定したことで連覇を達成できたというわけです。
今年の東京マラソンで活躍した2位の下田選手、3位の一色選手も、今回の成績はこのトレーニングのおかげといっても過言ではないといっています。
確実に成果がでているわけですね。
原監督によると、長距離走に必要な事は足の運びと腕の振りだといいます。
腕立て伏せをして肩まわりに筋肉をつけても腕の振りが鈍くなるだけです。
腹筋である腹直筋を鍛えても、腹直筋が肥大して酸素を多く使うだけで、長距離走にはマイナスになるだけです。
サッカーやラグビーの選手は体の接触が多く、筋肉をつける必要がありますが、長距離選手は相手との接触が少ないので余分な筋肉をつける必要がないとのことです。
ですから青学陸上部に入部した選手は、まず、腹直筋を抜くことから始めるそうです。
つまり、6つに割れた腹筋をきれいな平らのお腹に戻すということです。
これが即、タイムに直結するということですから、意外ですよね。
それでは、箱根駅伝連覇の要因「青トレ」を2つご紹介します。
■腕が振れるようになる「青トレ」
①両肩に手を当てる
②肩に当てた手を中心に息を吐きながら回す
③30回続ける
腕が振れると推進力が増し、スピードアップにつながります。
一般の方の場合、肩甲骨まわりの筋肉がほぐれて、「肩こり改善」を期待できます。
■股関節がスムーズに動く「青トレ」
①足を肩幅に広げ、右足を一歩下げる
②右足を地面と水平になるように上げる
③右を10回、左を10回行う
股関節が鍛えられることで、歩幅が広がり、代謝アップも期待できます。
一般の方の場合、転倒防止、ケガの予防につながります。
いずれも無理のない範囲で行うことが必要とのことです。