【真田丸】かっこわるい徳川家康は自分にそっくり！キャストは内野聖陽

「真田丸」の徳川家康は情けなくてかっこわるいですね。

伊賀越えで泥だらけになりながら逃げていく家康は、まさに臆病、情けない、弱虫といった表現がピッタリです。

天下を統一した武将のイメージとはかけはなれていませんかね～。

そんな家康を演じている内野聖陽さんはどのように感じていらっしゃるんでしょうか。

内野さんも最初あまりの斬新さにびっくりして台本を落としそうになったそうです。

家康というと、どうしても江戸幕府を開いた名君という先入観がつきまといますが、脚本家の三谷幸喜さんは英雄としての家康ではなく、慎重で心配性な、人間くさいところを要求されているように思えたそうです。

また、歴史が作り上げてきた家康像だと思いながら台本を読んでみると、心配性でちょっと抜けているところもある家康に親近感とリアリティーを感じるようにもなったそうです。

そんな家康はどこか自分に似ており、慎重派で用心深い自分を見抜きながら、三谷さんは家康を描いているのではないかと…。

それに応えるかのように内野さんも、自分の持っている情けなさや滑稽さを役柄に投影させて、うまく三谷さんの思い描く家康にマッチするように模索しながら演じているとのことです。

今後も、明日殺されるかもしれない戦国時代の緊迫感を大事にしながら、軽妙でいてなにを考えているかわからない不気味な怖さのある家康を演じて、真田家にとって疎ましいカタキ役になりたいそうです。

とお～い歴史のなかの人物は知らないだけに、多少ともイメージが作り上げられてきた感はぬぐえません。

徳川家康も案外このような人物だったのかもしれませんね。