【真田丸】阿茶局のキャスト 斉藤由貴が語る家康…とは?
徳川家康がもっとも信頼した側室・阿茶局を演じられているのは斉藤由貴さんですね。
家康の側室をいうことでプレッシャーを感じていた斉藤さんではありますが、内野さんのイメージとかけ離れた家康を見て、自分も気負わずに阿茶局を演じることができそうだと感じたそうです。
そんな斉藤さんが、家康について語っています。
「真田丸の家康は、情けなくて、弱くて、二枚舌の部分もあって、どこかずるい感じがなんですよね。」
「阿茶局からすると、“大した男だ”という気持ちと同じ分量で、“困った坊やね“と思ってるいるような気がします。」
「なにしろ、家康は敵に攻め込まれるとオロオロして、阿茶局にしがみついて“怖かった~”って泣きべそをかいたりもするんです。」
「でも、母性の強い阿茶局だからこそ、家康は弱みを見せるのかもしれません。」
「そんな家康のそばにいるうちに、重圧の大きい公人であればあるほど、表と裏のギャップが激しいのかもしれないと感じるようになりました。」
「内野さんが演じる家康も、家臣の前ではそれなりに振舞いますが、阿茶局とふたりっきりになると子供のようになってしまうんですよね。」
「でも、私たちの先入観としてある泰然自若とした家康になるまでの過程に、きっと葛藤や逡巡はあったと思うんです。」
「そこを内野さんが説得力を持って見事に表現されているような気がします。」
なんだかかっこわる~い家康ですが、斉藤さんは家康の事をしっかりと分析しておられますね。
家康にはこのように気をゆるめられて、自分をさらけ出すことができる阿茶局のような存在があったからこそ、太平の世を成し遂げることができたのではないでしょうか。