子どもが数分で眠っちゃう魔法の絵本 「おやすみ、ロジャー」
読み聞かせをしていると子どもが寝てしまうという絵本「おやすみ、ロジャー」が話題となっています。
発売からわずか3か月で絵本としては異例の累計60万部の発行部数を記録するという、ものすごい絵本です。
著者はスゥエーデンの大学講師で、世界47か国と地域で翻訳が決まっているそうですよ。
ストーリーは、なかなか眠ることができないうさぎの子どもロジャーが眠りにつくまでを描いたごく単純な内容です。
ただ絵本の読み方に工夫がほどこされています。
絵本の1ページ目に読み方の手引きが書かれており、これが人気の秘密となっています。
・太字の部分は強調して読む
・青文字の部分はゆっくり静かな声で読む
・“あくび“と表記されているところでは、読んでいる人もあくびをしながら読む
実際、お子さんに読み聞かせをしてみないとわかりませんが、なかなかの威力を発揮するみたいですよ。
睡眠医療の専門家の方は、この絵本について、
「繰り返し文字とか、繰り返しの音楽は一番眠気を誘います。その部分をゆっくり読みなさいと書いてある青文字のところで、この本は子どもを寝かしつけようとしています。非常によくできていると思います。」
と語っています。
絵本の読み方にルールがあるというのは、すごく目新しく新鮮ですが、読み方が工夫されているだけにお母さんは読むのが少し大変かもしれませんね。
でもこの絵本は、かなりの確率で子どもを寝かしつけちゃうみたいですから、お子さんのいるご家庭ではかなり重宝しそうですね。