真田丸のキャスト 高嶋政伸は北条氏政に親近感…?
北条氏政は、名将と知られる北条氏康を父に持つ北条家4代目当主です。
43歳で嫡男の氏直に家督を譲りますが、家中の実権を掌握し、関東の覇権をかけて真田氏と激戦を繰り広げました。
しかし、真田氏との領地争いが、秀吉による小田原征伐の引き金となり、北条氏滅亡へとつながっていきます。
今回「真田丸」で、北条氏政役を演じているのは高嶋政伸さんですが、なぜか高嶋さんは氏政に親近感を感じ得ずにはいられないとか…。
北条氏政の幼少の頃の逸話で、汁かけ飯を2度にわたってかけたところ、父の氏康が、
「飯にかける汁の量を一度に量れないやつが家督を継ぐとなると、北条家は終わりだ。」
と涙を流したという話があるのですが、高嶋さんも同じようなことをいわれた経験があるそうです。
高嶋さんが小さい頃、お茶漬けを食べる時にお茶を数回に分けてかけていると、父親に、
「一回かけるお茶の量もわからないなんて、人間としてはだめだ。」
と怒られたことがあったそうです。
高嶋さんは、氏政の汁かけ飯のエピソードを知ったとき、
「父親が言っていたのはこれだったんだ。」
と、妙に親近感を覚えたそうです。
す、すごいことをいわれるんですね、お父様に…びっくりです。
育った環境が違うと怒られ方も違うようです。
高嶋さんは今回演じる氏政の人物像について、以下のように語っています。
「氏政は、寝ても覚めても戦にどうやって勝つかを考えており、戦国時代に100年にわたった存続した北条家の当主で、よもや家が滅亡するなんて考えたこともなかつたでしょう。きっとゲーム感覚で戦の駆け引きを楽しんでいたんだろうと思います。」
また高嶋さんは、小田原征伐について真田氏の策略とも、秀吉の陰謀とも、秀吉と真田氏が共同で仕掛けたトラップとも諸説あるので、三谷さん流にどのように歴史がひもとかれていくのか楽しみにしているとのことです。